2023/10/30以降のドル円の分析です。
目次
分析
ファンダメンタルズ
- YCC再修正の記事がbloomburgから出る。YCCの上限のさらなる引き上げやYCCの撤廃などが検討されている。日本10年債利回りは0.86%まで上昇した。10/31(火)の日銀政策の結果が重要となっている。
- 為替に対する口先介入が多発。鈴木財務相、岸田総理、村井官房長官など。神田財務官は発言していない。
- 米30年債のショートポジションの買い戻しを資産家ビル・アックマンが公表(2023/10/24(火))。現在の長期金利を維持するにはリスクが大きいことが理由。これにより米債権の買い戻しが進み、金利が下落している。これが今週も継続するかどうか。
- 指標の数字は思ったよりも低下してない。どちらかというと強い数字が出ている。だが、為替の動きは結果と比べて強い上昇はしていない。これはトレンドが転換するときに発生する動きかもしれないという考察もある。次回の雇用統計の結果でトレンドの方向がある程度見えるのではないかと考える。
- ハマスとイスラエルの戦いは停戦するという話もあるが、現在も続いている。市場はこの状態からリスクオフになり、金が上昇、株が下落、金利は停滞している。
- FRBの利上げ予想は99.9%ないとされている。
テクニカル
ドル円

上髭を伴った陰線で終了。前回の高値付近に近づいていることにより、反転の可能性もあるのではないか。

最終日が陰線で終了。チャネルから出ていないのでトレード転換はまだ確定してはいない。 日銀の金利政策会議もあるので、上に行く可能性も捨てきれない。 日銀と雇用統計の結果によりトレンドを判断したいところ。


緑色の週足チャネルで反転している。下落の継続はせずにまた上昇の兆し。 日銀の政策発表により乱高下する予想。
US10Y

米国長期債券の買い戻しが行われているため、金利は下落する予想。
DXY

金利低下によりドルインデックスも下落する予想。現在はテクニカルでトライアングルの最中であるから、しばらくは停滞する可能性がある。 上昇するにしても上値が重い。
予想
FRBの利上げは今のところなし。米国長期債券の買い戻しによる金利の低下、日銀のYCC撤廃などにより、ドル円は下落していく可能性が高いが、そこまで強いトレンドは生まれないと考えている。 まずは、日銀の結果、雇用統計の結果を見極めてからトレンドを決めることにする。 それまでは、市場の流れに追従するが短期での決済を心がけたい。
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